最近は、外国人にも「Yakitori」（焼き鳥）という言葉が知られるようになりました。日本の食の一つとして知られる焼き鳥を、海外からの人たちにも楽しんでもらいたい！という想いで、オリンピック期間中にスポンサー企業へ「Yakitori & Sake Night」を提供。Green Diningでは、炭の中でも格別に素材を美味しく焼き上げると言われる備長炭を使って、一本一本丁寧に焼いた焼き鳥を提供しました。
日本の食文化を海外の方々へ
会場は「東京2020オリンピック競技大会」の大手海外スポンサー企業内のレストランカフェ。Green Diningでは、海外から来るメディア関係者を中心とするお客様向けに、約1ヶ月間、朝昼夕3回の食事を提供していました。コロナ禍中のオリンピック開催であることから、海外からの参加者は、指定された場所の行き来のみで、街中の居酒屋へ行くこともできない環境にあります。そんな中でのこの特別企画。日本の食文化を紹介しながら、飲み屋で最もメジャーな料理の一つをディナーとして楽しんでもらおうという内容です。
大山鶏の焼き鳥ナイト
「焼き鳥ナイト」と題したこの日のディナーでは、鳥取の大山山麓の天然水で育てられた大山鶏を準備しました。抗生物質などを使わず、通常より長く飼育することにより、脂のりバランスが取れたジューシーな肉質が特徴です。Green Diningシェフサービスより、この日のディナーを担当したのは川崎シェフ。長年、和食の道一筋に活動しているシェフで、現在は、会員制のお忍び小料理店で、和食創作料理を出すオーナーシェフです。準備段階では、海外の方にも喜んでもらえる「焼き鳥」ってなんだろう、というシェフとの打ち合わせからスタートしました。「焼き鳥」といえども、味付けはタレや塩があるし、薬味も柚子胡椒や唐辛子などさまざまです。その結果、決まったメニューがこちら。ベジタリアンの参加者には、味噌田楽や厚揚げ、焼き野菜を串にさした料理のご提供です。
この日のテーマ・ナイト「焼き鳥ナイト」のメニュー
[V]ベジタリアン [GF]グルテンフリー
焼き鳥プレート
- ムネ肉(わさび塩かけ) [GF]
- モモ肉ねぎま(柚子胡椒かけ) [GF]
- 手羽先 [GF]
- うずら串(タレ仕込み) [GF]
- つくね(タレ仕込み)
- 鯖 [GF]
- こんにゃく肉味噌添え [V][GF]
- 厚揚げ肉味噌添え [V][GF]
- 野菜の焼き浸し(蕪、アスパラ、長芋、ナス、赤パプリカ、オクラ) [V][GF]
- 薬味(梅干し、レモン、ヒマラヤ黒岩塩、七味) [V][GF]
ベジタリアンプレート
- こんにゃく肉味噌添え [V][GF]
- 厚揚げ肉味噌添え [V][GF]
- 野菜の焼き浸し(蕪、アスパラ、長芋、ナス、赤パプリカ、オクラ) [V][GF]
- 薬味(梅干し、レモン、ヒマラヤ黒岩塩、七味) [V][GF]
サイネージでYakitori紹介
Green Diningでは、自分たちでお客様用に作った料理メニューのウェブサイトやデジタルサイネージに、外国人にもわかりやすい焼き鳥の説明やシェフの紹介等を英語で作成し表示しました。それぞれのメニューについてや、どこの食材を使っているのか、トロ鯖、田楽って何、という説明表記も。海外ゲストからは「焼き鳥ってこんなにいろいろな種類があるのですね、美味しい！」とのコメント。
日本酒とのマリアージュも
更に、ゲストの皆様により喜んで頂くために今回工夫したのは、日本酒とのペアリングです。当日は、日本酒ソムリエが厳選した料理にあうお酒を複数用意。コロナ禍中のため量は味見程度ですが、それぞれの日本酒の説明も英語表記にし、サービススタッフもお酒のサーブをしながら、ゲストと楽しく会話します。中でも人気だったのは、あきたこまちから出来たスパークリングの日本酒でした。果汁のような酸味と上品な甘さが人気で、日本酒を飲んだことがない人にも楽しめる発泡酒です。用意した透明のグラスに注がれると、立ち上がる泡が映えて、ゲストも大喜び。「こんな日本酒飲んだことない！飲みやすくてびっくり！」とコメントする人や「日本酒って焼き鳥になんだかぴったり」と、見た目にも魅了されて写真を撮るゲストも。異国の地、東京において、日本の代表的な食やお酒を楽しみながら静かに夜は更けていきました。
＜この会が直接/間接的に貢献できるSDGs項目＞
- 「目標14:海の豊かさを守ろう」
- 「目標15:陸の豊かさも守ろう」
- 「目標1:貧困をなくそう」
- 「目標2:飢餓をゼロに」
- 「目標3:すべての人に健康と福祉を」
- 「目標6:安全な水とトイレを世界中に」
- 「目標8:働きがいも経済成長も」
- 「目標13:気候変動に具体的な対策を」
